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活動内容


その1.文楽公演・歌舞伎公演

写真提供:河原久雄氏

文楽や歌舞伎の公演においては必ず下座音楽(黒御簾音楽)というものがつきます。

黒御簾音楽はお芝居を盛り上げるという役割があります。

例えば、お祭りの場面では祭囃子が入ったり、風が吹いてきたり、

雪が降ってくる様子も楽器を使った音で表現するのが仕事です。

それぞれの「音」を如何にして上手く出そうかと、 日夜 お囃子マンたちは頑張っています。


その2.邦楽・舞踊公演


邦楽公演の場合、お囃子が入るものにはまず「長唄」の会があげられます。

中にはお囃子がつかない曲もありますが、「お囃子」と「長唄」は切っても切れない仲です。

舞踊公演では長唄だけでなく、清元・常磐津・大和楽など様々な邦楽が用いられますが、それぞれの舞踊の振りや情景に合わせたお囃子が入ります。

それゆえお囃子マンたちは数々の音楽の勉強をしなければなりません。



その3.お囃子演奏を観る・聴く際のワンポイント

お囃子の演奏者が舞台に出ていないときは、客席から見て舞台の左側(下手 しもて)に御簾(みす)という場所があり、 そこで小鼓や太鼓などの演奏が行われています。

これは御簾内(みすうち)などと呼ばれ情景描写の演奏が主になります。

反対に舞台の上で演奏されることを出囃子(でばやし)と言います。

ここでは主に締太鼓・大鼓・小鼓・笛が演奏されますが、 大太鼓や情景描写に使われる楽器は、あまり舞台の上で演奏されることはありません。